Posted by maki on 24 Feb 2003
オブジェクト指向スクリプト言語Rubyが誕生したのは1993年2月24日。それから様々な遍歴を重ねた末、とうとう10歳の誕生日を迎えました。
RubyユーザでもあるPete McBreenさんは、著書『ソフトウェア職人気質』の中で、長期間使用するアプリケーションの構築のために使用するプログラミング言語をどう選択するかという問題に関して、こう述べています。
「私なら10年以上の歴史があり、そして/あるいはフリーソフトウェア/オープンソース・プラットフォーム上の言語を選びます。言語に10年以上の歴史がある場合は恐らく、継続的にサポートが行われることを保証し、それができない場合には発展的な移行計画を作り出すことを奨励する健全なユーザ・コミュニティが形成されているはずです。」
Peteさんの指摘通り、Rubyは、まつもと ゆきひろさんによる継続的なサポートにも、健全なユーザ・コミュニティの形成にも成功している、と言い切っていいでしょう。熟練ソフトウェア職人の御眼鏡に適うためのハードルをまた一つクリアできた、と言えます。 そしてこれからも、更なる発展を目指して、開発が続けられていくことになります。