Ruby 1.9.1-p376 リリース

Ruby 1.9.1-p376をリリースしました。これはRuby 1.9.1のパッチレベルリリースで、CVE-2009-4124の修正を含みます。

CVE-2009-4124

以前のバージョンRuby 1.9.1-p243はヒープオーバーフローを許す脆弱性を持っていました。この脆弱性はKPMG LondonのEmmanouel Kellinisによって発見されました。

Ruby 1.9.1のすべてのユーザーにp376へのアップグレードを推奨します。なお、Ruby 1.8系統には影響しません。

その他の修正

また1.9.1.-p376は100超のバグ修正も含みます。

  • IRBの拡張コマンドが機能していませんでした。
  • RipperがいくつかのRubyコードを解析できませんでした。
  • AIXにおけるビルドエラーを修正しました。
  • Matrixのバグをいくつか修正しました。
  • ユーザーのホームディレクトリにインストールされたgemをロードできない問題を修正しました。
  • いくつかのメソッドが正しいエンコーディング情報付きの文字列を返すようになりました。

詳しくはChangeLogをご覧ください。

所在