Posted by Shota Fukumori on 24 Sep 2011
Ruby 1.9.3 の最初の Release Candidate 版である ruby-1.9.3-rc1 がリリースされました。
これは ruby-1.9.3-preview1 に続く 2 つ目の試作見本になります。 まだ小さな既知の問題が残っていますが ruby-1.9.3-p0 のリリースにむけて修正が続けられています。
どうぞお試しください。もし何か問題があればお知らせ下さい。
所在
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1.9.2からの変更点
ライセンスが変更されました。
- RubyはGPLv2と"Ruby's"ライセンスでリリースされてきました。Ruby 1.9.3は2-clause BSDLとRuby'sライセンスでリリースされます。
エンコーディング
- Ruby 1.9.[0-2]ではSJISはShift_JISのaliasでしたが、Windows-31Jのaliasになりました。
ライブラリ
- io/console: 新しいライブラリです
- openssl: 活発なメンテナを得たお陰で特段に改善してきています。
- test/unit: テストの並列実行をサポートします。
実装
- pathnameライブラリとdateライブラリはCで再実装されました。これによりパフォーマンスが向上します。
- VMのロック戦略が変わりました。