Posted by usa on 28 Mar 2018
Ruby 2.3.7 がリリースされました。 これは安定版 2.3 系列の TEENY リリースです。
今回のリリースでは、前回リリースから 70 件ほどのバグ修正が行われ、安定性のさらなる向上が図られています。 また、以下のセキュリティ上の問題に対する対応が含まれています。
- CVE-2017-17742: WEBrick における HTTP レスポンス偽装の脆弱性についてへの対応
- CVE-2018-8777: WEBrick における巨大リクエストにともなう DoS 脆弱性についてへの対応
- CVE-2018-6914: Tempfile および Tmpdir でのディレクトリトラバーサルを伴う意図しないファイルまたはディレクトリ作成の脆弱性についてへの対応
- CVE-2018-8778: String#unpack における範囲外読み込みの脆弱性についてへの対応
- CVE-2018-8779: UNIX ドメインソケットにおいて NUL 文字挿入により意図しないソケットにアクセスされうる脆弱性についてへの対応
- CVE-2018-8780: Dir において NUL 文字挿入により意図しないディレクトリにアクセスされうる脆弱性についてへの対応
- RubyGems の複数の脆弱性についてへの対応
詳しくは、対応する ChangeLog を参照してください。
今回のリリースをもって、2.3 系列は通常メンテナンスフェーズを終了し、セキュリティメンテナンスフェーズへ移行します。セキュリティメンテナンスフェーズの期間は 1 年間を予定しており、この間は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われます。セキュリティメンテナンスフェーズ期間の満了をもって、2.3 系列の公式サポートは終了します。 現在、2.3 系列を利用しているユーザーの皆さんは、なるべく早く、2.5 系列等のより新しいバージョン系列の Ruby への移行を検討されるよう、お勧めします。
※ただし、今回のリリースにおいて何らかの重大な互換性問題が発見された場合は、これに対応するためのリリースが行われる可能性はあります。
ダウンロード
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https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.3/ruby-2.3.7.tar.bz2
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リリースコメント
リリースに協力してくれた皆様に感謝します。
このリリースを含む Ruby 2.3 系列の保守は、一般財団法人 Ruby アソシエーションの Ruby 安定版保守委託事業に基いています。